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elic
刈った羊の毛を使って、何か作るの?
toy
うん!ニードルフェルトで羊のマスコットを作って、販売したよ!
elic
羊の毛はたくさんあるからマスコットもいっぱい作れるね!
こんにちは、フリーランスのToyです。
先日に引き続き、今回も羊に関する記事です。
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羊毛を洗う理由
お気付きの方もいるかもしれませんが、刈ったばかりの羊毛って実は、
油や糞、ゴミだらけでとっても汚い
んです!!
そのため、羊毛を使ってセーターを編んだり、ぬいぐるみを作ったりする前に必ず、羊毛を洗わなくてはなりません。
この洗毛作業がしんどいのなんのって…(´Д` )
まぁ、つべこべ言わずに書いていきたいと思います。
洗毛のための準備物と注意事項
toy
洗毛をするためには、下記の物を用意すると良いよ!
- 毛刈りで刈った羊毛(糞などを可能な限り取り除いたもの) 100 g
- 手洗い用洗剤 30 ml
- 高温のお湯(約60度) 4 Lくらい
- 人肌よりちょっと熱めのお湯 15 Lくらい
- 容量 5 L以上の耐熱容器と蓋(寸胴鍋やバケツがあるとGood) 1個
- 2 L程度の小さめの容器(洗面器などで可) 1個
- ザル 1個
- 洗濯用ネット 1個
- 洗濯機(脱水時に使用) 1台
- 要らないタオルや新聞紙(羊毛乾燥用) 適量
- 糞などを洗ったお湯を流せる場所で作業を行ってください。
- 作業中も、羊毛に付いたゴミが取れそうであれば、随時取り除いてください。
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洗い方
- ザルに羊毛を入れ、洗面器1杯分のお湯を流します。
- 1で洗った羊毛を少量ずつ取り、絞ります。
- お湯を入れた洗面器に、2の羊毛を入れ、羊毛をお湯に馴染ませるように混ぜます。
- 羊毛がお湯に馴染んだら、そのまま30分放置します。
- お湯の中で羊毛についた汚れを振り落とします。
- 羊毛をほぐしながら少量ずつ取り出し、手で絞ってから洗濯用ネットに入れます。
- 洗濯機の脱水モードで20秒ほど脱水します。
- 寸胴鍋に、洗剤20 mlと高温のお湯4 Lを入れます。
- 脱水が完了した羊毛を洗濯用ネットから取り出し、少量ずつ寸胴鍋に入れながら、お湯に馴染ませます。
- 全部入れたら、鍋に蓋をして、90分待ちます。
- 工程5〜7を行います。
- 寸胴鍋に、洗剤10 mlとお湯4 Lを入れます。
- 工程9〜11を繰り返し行います。
- 洗面器いっぱいにお湯を入れ、軽くすすいで、手で絞り、洗濯用ネットに入れます。
- 洗濯機の脱水モードで20秒ほど脱水します。
- 工程14〜15を繰り返し行います。
- タオルまたは新聞紙を複数枚重ね、直射日光に当たらない、風通しの良い場所に広げます。
- 工程9〜17の上に脱水した羊毛を、できるだけほぐして広げて置きます。
- 3時間程経ったら、タオルまたは新聞紙の様子を確認しビチョビチョになっていたら交換してください。
- このまま、数日間陰干しします。
- 羊毛が乾いたら完成です。
感想
洗毛前後の写真はありませんが、洗う前は糞や尿がついて少し黄ばんでいた毛が、洗毛後には売り物のように綺麗な白色になっているのを見ると、長時間待って憂鬱になっていた気分が爽快に晴れ渡りました!
作業はとても単純でしたが、たった100 gの羊毛を洗うために、大量のお湯を用意したり、長い時間を費やしたりで結構疲れました。また、湯沸かし器のない学校でやるには、やかんを使ってお湯を沸騰させてから水と割って温度を調節しなければならず、手間がかかる作業でした。
一度経験出来たから、もう十分という感じです。
普段、羊の世話をする際は作業着に着替えて行うのですが、着替え用に与えられていた部屋羊の世話をする人用の部屋があったのですが、そこに羊毛がずっと使われずに袋に入れられていました。
洗毛をやることで、その原因を解明できてよかったです^^
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